願いのアストロ 31話
願いのアストロ 和久井健
「世剣の業」
「覚悟しなさい氷室。アンタは私にもう勝てない」とキンパ。
「あついあつい」と転がる氷室。
氷漬けにされていたみんなも氷がとけて解放される。
「心の痛みが人を強くする。
世剣金剛に殺された父の復讐のみが俺を突き動かしたように。」
え、義父さんに?と口々疑問を口にする。
「どういうことだ!?」
「建設業だった氷室の実家が傾き始めて、極道がうちに出入りし始めた。
こいつのせいだ。気に入らなかった。世剣金剛にペコペコする父も
まるで王のように笑う金剛も、だから!マルボウに志願した。
父の会社に関わった世剣組の人間を大量に検挙した。
だが調べていくほど世剣は過去の悪行とは別の全うな組織。
金剛が父さんの借金を肩代わりしてただと。
どういうことだ、極道は悪いに決まってるはずだろ?」と困惑する氷室。
その時、、父さんが自宅で首をつっていた。
父と世剣の関係を断つことで俺はしらずに父を追い詰めていた。
俺は思うように生きた。自分を責めるな。と遺書を残して。
「自分を責めるなだと。じゃあ誰をせめればいい?」
「世剣の業」と言ってアラガネを飲む氷室。
「間違ってることには気づいていたさ。だがそれもおれの選んだ道。」
アストロイドの強化剤はアラガネをもとにつくった試作品。
数分の一の濃度でな。
それを一気にひとのみしてしまった氷室。
どんどん化け物化する氷室。
「いつわりの人生を歩みたくさんの人間を不幸にした人生。
世剣をつぶすことでしか俺の業は晴れんのだ」
と化け物化した氷室はいう。
ひえーこれは化け物としか表現できない姿かたちに。
立ち向かうヒバル。勝てるのか?!

