お別れホスピタル2巻
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本の概要
目の前で人が死んだ時、看護師はどうすれば
累計380万部超(電子版含む)!
大ヒット作『透明なゆりかご』著者・沖田×華、渾身の新境地。
さらに深く描く人間ドラマ!!
患者の飛び降り自殺の遺体を目撃した看護師・辺見…
その出来事にショックを受けた彼女は… 重い問いに応える第2集。
人生の最期だから見える患者たち、それを支える看護師たちのリアルな姿がここにある…
超長寿時代に突入した今だから読むべき問題作、ご一読ください!
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辺見歩
御法川慎一さん
岸英次郎さん
赤根涼子さん
佐古ヒトミさん
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辺見歩はこの物語の主人公。
患者の飛び降り遺体を見てしまいショックを受けていた。
ネコネリも飛び降り遺体を見たことがありますが、
あれは確かにショック。。
その辺見の妹は病んでいて過食にODにリスカ。
生きたくても生きれない人もいる
なんて聞き飽きたお説教に返した言葉が衝撃だった。
「生きるのがつらい人間にとってむしろ楽になれてうらやましいの。
そういう人は自分で自分を殺さずに、死ねるんだからさ。」
自分のお葬式のための貯金をしていると通帳を見せていた。
「バイトして貯まったらちゃんと死ぬよ。その日が来るまでなんとかと生きるから。」と。
切ないなあ。。
岸さんのお話。
「終末期に誰かを好きになることは、生きたい気持ちに直結して生きる理由を作ることになるのかもしれない」とありました。
確かに。
終末期でなくとも人間ってそうだと思う。
たしかに終末医療の病棟でそんなの蔓延したら大変だ。
簡単に死者がでてしまう。
防護服を着て徹底洗浄して隔離して、、看護師さんの仕事は大変だ。。
ヒトミさんのお話は切なかった。
30代の若さで植物状態、それを支える母は医療費のため働きづめ。
お誕生会の時に少しだけ目を開けたヒトミさん。
お母さんは大喜びで涙していた。
実際は反応であけただけで意識は戻らなそう。
それは看護師さんも、お母さんも知っている。
切ない。。。