お別れホスピタル4巻

 


お別れホスピタル(4) (ビッグコミックス)

お別れホスピタル4巻

沖田×華

 

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人生と看取りのリアルストーリーがここに。

『透明なゆりかご』『不浄を拭うひと』ヒット作連発の
沖田×華が終末期病棟(ターミナル)を描く!

引きこもりの妹サトコが突然、家に現れた…
彼女の抱える悩みはどうすれば解決できるのか?
死にゆく者と生きる者が触れ合う時に
見えてくるものとは――

人間は、誰でも最期がある。
それぞれの最期が映し出す、生きるということ…
沖田×華の渾身作、第4集。

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松原房子さん

藤武光さん

花田キヨ江さん

黒沢恵さん

池尻津美さん

高野雅人さん

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パーキンソン病の松原さんは寝たきりで、できる動きはつねることだけ。

そんな中可愛がってた飼い犬に会わせてあげたい、

と息子さんの提案で急遽座位にできるようリハビリが行われた。

 

その結果、少しは座位を取れたが手は動かぬまま…と思いきや!

犬が来た途端抱きしめた!

感動…と泣きそうになったところで、犬をつねったw

泣くところを笑ってしまったw

 

突然主人のひきこもりの妹が訪ねてくる。

キヨ江さんが女将をしていた有名料亭で妹は偶然バイトをしていた。

そんなキヨ江さんのことを妹に話すと

「あーあのメンヘラ女将かあ」と。

!?キヨ江さんはホスピタルではほがらかにいつもホイホイ♪歌っている

明るいおばあちゃん。

妹によると、若いころ女将をやってた頃は、旦那と愛人のことを恨んで

毎日藁人形を釘で打ち付けていたとか。。ひえ。

そんな人の変わったようなキヨ江さんにあってみたいという妹。

会ったとき

「何十年呪っても旦那に相手にされなくて、

あげくにボケて歩けなくなって死ぬだけなのに何がおかしいの!?」

と問う妹。

キヨ江さんの回答がすごかった。

「人間~年を取るとねハイ!どんどん自由になってく♪

来年はもっと♪再来年はもっと♪私は今人生で一番幸せなのよ♪」

と歌う。

それを聞いた妹は。。泣いて切れて。。「うらやましい」

「わたしも年を取ったらああなれるのかな」と。

メンタルを病んでる妹は毎日「死ね」とかもう一人の自分がいってくるよう。

キヨ江さんの歌で少し救われたようでした。

 

黒沢の話はイライラしたw

 

池尻さんの回も凄かった。

「死にたくないー」が口癖のお金持ちのおばあちゃん。

金の亡者かと思いきや、お坊さんの話を聞いて

徐々に穏やかになってきたと思ったら突然亡くなった。

重要書類も無くなった。

なんと!

改心したわけでなく、重要書類をちぎって食べてあの世に持って言った模様。

すごい執念。そこまで財産を残したくないとは凄すぎる。

 

色んな人がいて色んな最後がある。

面白くてためになる本。

 

 

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